/ 1階通路に寄り添うようにアジサイが植えられている。 春には見事な花を咲かせてくれる。 花柄は四季を通して日本的な風合いを届けてくれる。 / 最初からアジサイが植えられていたのではない。 最初はツゲの低木と数本の小振りのコニファーが植えられていた。それらは与えられた環境で 頑張っていたが、 思いの外、風が強く、土が浅く、しっかり根付くことが出来ずにいた。 植栽の素人が見ても、ここに木本は無理で、草本が妥当と直ぐに分かることではあった。 造園業者でも理事会でもだれでもそういう提案が出て可笑しくない時に、総会の場だったと思うが、日本ハウジング(担当I氏)から全く別の提案が出て来た。 植物を全て撤去して砂利を敷き詰めると言うもの。見栄えも悪くないし管理コストも掛からないという狙いだったかもしれないが、その辺の説明は全くなかった。 植物の惨状をみて出て来た提案は植物の放棄。そんなもの提案でも何でもない。究極の放置に過ぎない。 誰かが反対意見を出した。緑を維持する方法ならいくらでもある。草本に切り替えれば簡単。 驚いたことに、堰を切ったように大勢の人が反対意見を述べ始めた。その理由のもっとも象徴的なものがエコマンション。 地球環境にも配慮した、緑豊かな、人に優しい、エコマンションだから入居したと言うもの。 エントランス(管理員室)にも堂々とエコマンションと表記しているのは、自分にも他人にも大事なこと。 その管理を請け負っているハウジングから緑の撤去提案など有り得ないというもので。 管理会社の資格あるいは資質を疑うできごと。 その場で提案は引き下げられ再検討することになった。<総会議事録> 造園会社(白百合)も入って検討した結果が、植栽スペースで元気に頑張っているアジサイの一部を移植するというもの。<理事会議事録> このアジサイはハウジングの不見識の反省と自戒の象徴と言う意味もある。 早速移植が行われ翌年には立派な花を咲かせていた。 これで、一件落着の筈だった。 この一連の経緯がハウジングのI氏から後任のF氏、S氏に引き継がれていたら、事件はもう少し違った展開になっていただろう。日本ハウジングの引継ぎ管理に課題を残していることは明らか。実際の管理に当たる管理員との課題共有についてほとんど期待できない状況は今も続いているように見える。 事件が起きた。 既に担当はF氏だったかもし